2020年6月5日にビルダーの那須さんとやり取りしてる時にポッと出た次作のアイデアは、多くのギタリストたちがチャレンジしたであろうギターインストの名曲ジェフ・ベックの『哀しみの恋人達』… あのサウンド、フィーリングを再現できるオーバードライブ… そんな夢の様なプロジェクトに那須さんが燃えてしまって1ヶ月後にはなんとプロトタイプ4台が送られてきました！水井もかつて挫折した『哀しみの恋人達』を久々に指先が硬くなるまでコピーしてみました。プロト4台の中の1台にピン！と来るものがありまして、色んな方に試して頂きまして、様々なご意見を頂きました。その中でもプロの方からやり方を白紙に戻す事を決めた貴重なご意見を頂きました。「EODの方が断然JB風に持っていける… ブリティッシュ風味に歪みの量をもっと上げて質をもう少し粗くするだけでイケそうな感じがしてきます」EODの次作という事で全く新たな回路で設計していましたが、このご意見でEODをマイナーチェンジしてみて、さらにプロトタイプを2台作って、また皆様にお試し頂き、概ねOK頂いたのですが、始まりが『哀しみの恋人達』でしたのでテレギブ＝ハムバッカーでの音作りでした。シングルコイルでのリアクションがイマイチでした。ハムバッカー専用… とも考えたのですが、今、ジェフ・ベック好きな方に弾いてもらいたいと考えた時におそらくほとんどの方がストラトのリアで試すであろうと… 那須さん気合いでプロトタイプ7台目作りました。すべてのユーザーからOKを頂くのは無理ですが、なんとかハムバッカー、シングルコイルでの落とし所を構想から8ヶ月、超難産で誕生しました。そしてコンセプトカラーはもちろんオックスブラッド。謎の多いカラー故に齋藤さんから塗装サンプルを3つ送ってもらいましたが、色々試行錯誤されたと思います。チーム3名で産みの苦しみを味わった『EOD OXBLOOD』間もなく発売開始させて頂きます。あともう少し販売準備にお時間頂きます。ご期待下さいませ！
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