ナットの状態が良くないことで様々なトラブルの原因になる場合があります。
高さ(溝の深さ)は弾きやすさに大きく関わります。高過ぎても低過ぎても良くありません。
ナット溝(弦の溝)の切り方、形状によって開放弦の音色が変化しますし、
チューニングの安定度にも影響します。
弦と弦の間隔も弾き易さに深く関わってきます。
フレットの高さ、弦ゲージ、ネックの状態などギターによって条件が異なります。
それらを十分確認した上で一台一台のギターに合わせた最適なナットを製作致します。
Step 2
ナットを外しました。
指板の溝に接着剤が付着しているのが分かります。
Step 3
溝の側面、底面に付着していた接着剤を取り除きました。
Step 4
ナットの原型を製作し指板溝にはめた状態です。
固過ぎず緩過ぎず、という状態に原型の厚みを調整します。ナット底面の密着度の確認も行います。
Step 5
弦の溝の位置決めの後、ナット溝を切って行きます。
弦のゲージに合ったナットファイルを使用し溝を切ります。この時点でネック調整も行います。
Step 6
弦溝の高さ(深さ)調整が終了しました。
Step 7
ナット全体の形状を整え、艶出しを行いました。
Step 7